2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

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[11p-W242-1~6] エネルギーハーベスティングの新展開

2019年3月11日(月) 13:45 〜 15:15 W242 (W242)

野村 政宏(東大)

13:45 〜 14:00

[11p-W242-1] エネルギーハーベスティングデバイスに用いるカリウムイオンエレクトレットにおける電荷蓄積機構の理論的研究

宮島 岳史1、洗平 昌晃2,1、白石 賢二2,1 (1.名大院工、2.名大未来・シス研)

キーワード:第一原理計算、SiO2、エレクトレット

近年、カリウムイオンエレクトレットを用いた振動発電デバイスの研究が行われている。カリウムイオンエレクトレットではSiO2中に電荷を蓄えるが、その電荷蓄積の機構は未だ分かってない。本研究では、密度汎関数理論に基づく第一原理計算を用いて、カリウム原子の混入と除去によるSiO2の構造変化と荷電状態を解析した。この結果、カリウム混入除去によりSiO2の中にできるSi-Si結合が負電荷蓄積の要因であると判明した。