2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.8 光計測技術・機器

[11p-W935-1~11] 3.8 光計測技術・機器

2019年3月11日(月) 13:15 〜 16:30 W935 (W935)

大久保 章(産総研)、田辺 稔(産総研)

15:15 〜 15:30

[11p-W935-7] 光定常状態間遷移を用いた過渡吸収分光法の開発およびアゾ系色素の異性化反応への応用

荒井 仁美1、〇和田 昭英1 (1.神戸大院理)

キーワード:多色多段階反応、光定常状態間遷移、光反応ネットワーク

太陽光などの白色光によって起こる光反応には、様々な並行した反応経路を通って多色多段階過程で進行する場合がある。そのような光反応ネットワーク全体の知見を得るには従来の単色励起のポンプ‐プローブ法だけではしばしば困難である。そこで本研究では、光定常状態間遷移を用いた過渡吸収分光装置の開発を行った。作製したシステムを用いて複数の4つの異性体を持つアゾ色素の異性体間の光反応ネットワークの観測に成功した。