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[12a-M111-1] ヴォロンコフモデルへのコメント(5)点欠陥のフラックス
キーワード:ヴォロンコフモデル、対消滅、フラックス
ヴォロンコフは、熱平衡点欠陥がシリコン融液から結晶中に導入され、それらが温度低下と共に過飽和になり対消滅すると説明した。その際、導入量を点欠陥のフラックスで記述した。ところで、フラックス=粒子数X移動速度である。移動速度は空孔と格子間原子では異なっている。したがって、空孔と格子間原子のフラックスが同じでも、対消滅反応後でも点欠陥が残留することになる。