2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[12a-PA3-1~26] 21.1 合同セッションK 「ワイドギャップ酸化物半導体材料・デバイス」

2019年3月12日(火) 09:30 〜 11:30 PA3 (屋内運動場)

09:30 〜 11:30

[12a-PA3-12] 第一原理計算によるGa2O3中の複合欠陥の原子構造と電子状態の解明

〇(D)長川 健太1、白石 賢二2,1 (1.名大院工、2.名大未来研)

キーワード:Ga2O3、欠陥、第一原理計算

β-Ga2O3中の点欠陥についての理論計算はすでに報告されているが、複数の欠陥が近傍に存在する複合欠陥やα-Ga2O3中に欠陥についての報告は少ない。そこで本研究では第一原理計算によりβ-Ga2O3とα-Ga2O3中での複合欠陥について調べた。Ga2O3中ではガリウム空孔欠陥(VGa)が発生しづらいことが知られている。しかし、近傍に酸素原子空孔(VO)が存在する場合に、VGa欠陥の形成エネルギーが小さくなり、VO-VGa複合欠陥が形成される可能性があることを明らかにした。