2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.3 層状物質

[12a-W521-1~10] 17.3 層状物質

2019年3月12日(火) 09:00 〜 11:30 W521 (W521)

町田 友樹(東大)

10:30 〜 10:45

[12a-W521-7] 単層WS2–WSe2面内ヘテロ構造の発光特性

〇(DC)島崎 雅史1、和田 尚樹2、宮田 耕充2、松田 一成1、宮内 雄平1 (1.京大エネ理、2.首都大院理)

キーワード:原子層物質、ヘテロ構造、遷移金属ダイカルコゲナイド

本研究では、単層遷移金属ダイカルコゲナイドWS2–WSe2の面内ヘテロ構造のヘテロ界面が、試料発光特性に与える影響を観測するために、空間分解PL法を実施した。界面を励起した場合、発光エネルギーが界面からの距離に応じて変化し、WS2のみを励起した場合、WSe2側も界面付近で発光を示した。以上は、界面付近で形成されたポテンシャル勾配によって、WS2からWSe2にかけて励起子輸送が生じた事を示唆する。