2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

2 放射線 » 2.2 検出器開発

[12p-M103-1~11] 2.2 検出器開発

2019年3月12日(火) 13:15 〜 16:15 M103 (H103)

前畑 京介(九大)、島添 健次(東大)

15:30 〜 15:45

[12p-M103-9] 人工知能によるガンマ線分析のためのスペクトル認識

金 政浩1、後藤 淳2、大島 真澄3 (1.九大総理工、2.新潟大、3.日本分析センター)

キーワード:ガンマ線分析、人工知能

ガンマ線スペクトル解析手法に人工知能(AI)の技術をとりいれて迅速かつ精度よく分析を行う技術の開発を行う。ガンマ線スペクトル解析は従来光電ピークの解析によって放射能を導出してきた。今回開発するAIによる解析では、スペクトル形状から核種判別を行うため、光電ピーク以外の情報も活用され、従来法より短時間、高精度に分析ができる可能性がある。今回はガンマ線スペクトル形状をAIに判断させて何の核種のスペクトルか判断させるモデルを構築した。開発したモデルは、総カウント数が400程度以上のγ線スペクトルに対し、90%以上の核種同定を行う性能を持つことがわかった。