2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.11 フォトニック構造・現象

[12p-W631-1~9] 3.11 フォトニック構造・現象

2019年3月12日(火) 13:45 〜 16:15 W631 (W631)

北 翔太(NTT)

13:45 〜 14:00

[12p-W631-1] 変調フォトニック結晶レーザーの発振安定化のための格子点および電極形状

田中 良典1、坂田 諒一1、石崎 賢司1、De Zoysa Menaka1、岩田 錦太郎1、井上 卓也1、野田 進1 (1.京大院工)

キーワード:フォトニック結晶レーザー

フォトニック結晶レーザーは、2 次元フォトニック結晶の大面積バンド端共振効果を用いた面発光型の半導体レーザーである。我々は、フォトニック結晶レーザーの動作点としてM 点を利用し、かつフォトニック結晶の格子点位置に変調を加えた「変調フォトニック結晶」を用いることで、任意の2 次元方向へのビーム出射が可能になることを示してきた。さらに、格子点形状を楕円化することで、2 次元結合係数を増大可能であることを明らかにした。今回、M 点のみならず、その近傍の波数の点においても解析可能な、有限系結合波方程式を構築し、変調フォトニック結晶レーザーの発振安定性に関して、格子点や電極形状依存性の数値解析を行ったので報告する。