2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

31 フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」 » 31.1 フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」

[12p-W933-1~11] 31.1 フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」

2019年3月12日(火) 13:15 〜 16:00 W933 (W933)

葛西 誠也(北大)

15:45 〜 16:00

[12p-W933-11] スピントルク発振素子の短時間記憶容量

常木 澄人1、谷口 知大1、三輪 真嗣2、中嶋 浩平3,4、薬師寺 啓1、福島 章雄1、湯浅 新治1、久保田 均1 (1.産総研、2.東大物性研、3.東京大学、4.JST さきがけ)

キーワード:レザバーコンピューティング、スピントロニクス、スピントルク発振素子

スピンダイナミクスの制御および観測について研究を進めてきたスピントロニクス分野で近年、スピントルク発振素子を用いたレザバー計算が注目を集めている。しかし、実際の実験では振動子以外の外部回路も非線形性を示すため注意が必要である。本研究では、発振素子の有無で短時間記憶容量を評価し、発振素子による記憶容量の増大を観測した。本研究からスピントルク発振素子が記憶を担っていることが確かめられた。