2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[9a-M103-1~6] 2.3 放射線応用・発生装置・新技術

2019年3月9日(土) 10:00 〜 11:30 M103 (H103)

渡辺 賢一(名大)

10:00 〜 10:15

[9a-M103-1] X線CTと3Dプリンティング技術によるテーラーメイド線量計

藤原 健1、河村 一朗2、藤本 裕2、越水 正典2、浅井 圭介2 (1.産総研、2.東北大院工)

キーワード:ドシメータ、3Dプリンター、X線CT

近年、がんの治療方法として放射線治療を選択する患者数が増加している。一方、最近の複雑化する放射線治療において、線量計算値の検証は品質保証の面からも重要である。また、人体の放射線感受性は臓器毎に異なると言われており、治療の副作用を検証する意味でも複雑な形状をした臓器それぞれの被曝量を正確に測れることが望ましい。本研究は、X線CTとフォトクロミック材料の技術を糾合し、3Dプリンターを用いて放射線線量計を患者毎にテーラーメイド化することを目的としている。