[9a-M116-1~8] 3.1 光学基礎・光学新領域

[9a-M116-6] 広帯域ベクトルビームの幾何学的位相の制御

〇若山 俊隆¹、篠崎 夏美²、庄司 美咲²、石山 貴之¹、坂上 和之³、江島 丈雄⁴、東口 武史² (1.埼玉医大、2.宇都宮大院工、3.東大光量子科学研、4.東北大多元研)

キーワード：ベクトルビーム、幾何学的位相、広帯域光源

本研究は，広帯域ベクトルビームの幾何学的位相制御を実証し，発生したビームを精密に評価している。広帯域な幾何学的位相制御は，逆相光渦でベクトル渦の渦位相を相殺している。出射楕円率は波長400 nm － 1000 nmの広帯域スペクトルで0.3以下となった。主軸方位は，理想値と比較したところ，90%以上一致した。ストークスパラメータから計算された幾何学的位相は0.1 radで均一な位相と－6.73 radで渦位相を制御することに成功した。