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△ [9a-PA2-34] マイクロキャピラリ内に成長した有機金属ハライドペロブスカイト/PEO複合体における共振器量子電磁気学効果
キーワード:有機金属ハライドペロブスカイト、Whispering Gallery Mode、共振器量子電磁気学効果
有機金属ハライドペロブスカイトは,太陽電池への応用と並んで,発光ダイオードやレーザーへの展開が期待されている.これまで我々は,マイクロキャピラリを鋳型に用いる新しい溶液プロセス「マイクロキャピラリ法」により,メチルアンモニウム臭化鉛とポリエチレンオキシドの円柱状複合体を成長させ,光励起下でWhispering Gallery Mode由来のレーザー発振,さらに,内径サイズの減少に伴うモード間隔の増大とレーザー発振閾値の低下を報告した.このような現象として,共振器量子電磁気学効果(Cavity QED効果)が知られている. 本研究では,マイクロキャピラリ内に成長した複合体結晶におけるCavity QED効果の発現の裏づけとなる,微小共振器中の光子の状態密度変化による自然放出過程への影響( Purcell 効果 ) を調べたので報告する.