2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[9a-PA2-1~40] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2019年3月9日(土) 09:30 〜 11:30 PA2 (屋内運動場)

09:30 〜 11:30

[9a-PA2-34] マイクロキャピラリ内に成長した有機金属ハライドペロブスカイト/PEO複合体における共振器量子電磁気学効果

椋橋 奈穂1、佐々木 史雄2、柳 久雄1 (1.奈良先端大物質、2.産総研電子光技術)

キーワード:有機金属ハライドペロブスカイト、Whispering Gallery Mode、共振器量子電磁気学効果

有機金属ハライドペロブスカイトは,太陽電池への応用と並んで,発光ダイオードやレーザーへの展開が期待されている.これまで我々は,マイクロキャピラリを鋳型に用いる新しい溶液プロセス「マイクロキャピラリ法」により,メチルアンモニウム臭化鉛とポリエチレンオキシドの円柱状複合体を成長させ,光励起下でWhispering Gallery Mode由来のレーザー発振,さらに,内径サイズの減少に伴うモード間隔の増大とレーザー発振閾値の低下を報告した.このような現象として,共振器量子電磁気学効果(Cavity QED効果)が知られている. 本研究では,マイクロキャピラリ内に成長した複合体結晶におけるCavity QED効果の発現の裏づけとなる,微小共振器中の光子の状態密度変化による自然放出過程への影響( Purcell 効果 ) を調べたので報告する.