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[9a-S422-3] Cz法による1インチ径 Li(Ca0.73Sr0.25Eu0.02)AlF6中性子シンチレータ
単結晶の育成とシンチレーション特性
キーワード:中性子シンチレータ、Eu:LiCSAF、バルク
Eu:LiCSAFは中性子捕獲断面積の大きい6Liを含有する中性子シンチレータであり、中性子励起下で高い発光量(20,000~30,000 photons/neutron)を示すことから有望な中性子シンチレータ結晶として期待されている。マイクロ引き下げ法を用いた先行研究により、Eu:LiCSAF単結晶はSr濃度が25%で最大の発光量を示すことが明らかとなっている[2]。これを実用化するためには、結晶の大型化が必要であるが、本材料ではこれまで大型化の取り組みがされていない。そこで、我々はチョクラルスキー(Cz)法を用いて1インチ径Eu:LiCSAF単結晶を育成し、その相分析、組成分析およびシンチレーション特性評価を行った。