2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.1 バルク結晶成長

[9a-S422-1~13] 15.1 バルク結晶成長

2019年3月9日(土) 09:00 〜 12:15 S422 (S422)

横田 有為(東北大)、荻野 拓(産総研)

10:30 〜 10:45

[9a-S422-7] Ga/Al比がCa3Ta(Ga,Al)3Si2O14の融液構造と結晶成長に与える影響

〇(M2)本田 雄生1、新家 寛正1、野澤 純1、岡田 純平1、宇田 聡1 (1.東北大金研)

キーワード:結晶成長、融液、液体不混和

ランガサイト型の結晶Ca3Ta(Ga,Al)3Si2O14(CTGAS)の融液が不混和構造を持つことを実験的及び熱力学的に証明した。Ga/Al比を変化させたCTGAS原料を融解し急冷固化を行うと、CTGAS以外に第2相、第3相が存在し、3相間でGa/Al比は等しくなった。Al量の上昇に伴いCTGASの量は減少し、第2、第3相の量は増加した。単一融液からの晶出では3相間の量的変化は説明できず、CTGASを晶出する融液と、第2、第3相を晶出する融液が存在すると考えられる。