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[9a-W323-11] Ti0.4V0.6O2/TiO2(100)膜界面近傍のスピノーダル分解
キーワード:スピノーダル分解、TiO2-VO2膜、界面
スピノーダル分解が生じているTi0.4V0.6O2/TiO2(100)膜の界面近傍を走査型透過電子顕微鏡(STEM)を用いて調べた。その結果、界面付近には約20 nmの固溶体層が存在し、その上にスピノーダル分解層があることがわかった。固溶体層の金属組成はTi0.7V0.3と仕込み組成よりもTi量が多く、スピノーダル分解で析出したTi-rich相 Ti0.6-0.65V0.35-0.4に近かった。Ti拡散量はTi-rich相の組成に関係していることが推測される。