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[9a-W323-6] アセチルアセトナート錯体を原料とした酸化物フレームコーティング法によるY2O3膜の合成
キーワード:酸化イットリウム、アセチルアセトナート錯体、酸化物フレームコーティング法
大気開放型化学気相析出(CVD)法では金属イオンを担持したアセチルアセトナート(acetylacetonate:acac)錯体やβ-ジケトン錯体(例えばY(DPM)3)などが使用され、気化させたY-(DPM)3原料とキャリアガスの混合ガスを、大気開放下で加熱した基材に吹き付けて基材上にY2O3膜の作製ができる。堆積速度は数nm/sである。本研究では、イットリウムイオンを担持したY-(acac)3錯体を原料とした新しい酸化物フレームコーティング法によるY2O3膜の高速堆積に挑戦する。