2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

[9a-W621-1~12] 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

2019年3月9日(土) 09:00 〜 12:15 W621 (W621)

石井 智(物材機構)、八井 崇(東京大学)

12:00 〜 12:15

[9a-W621-12] 窒化チタンナノ構造の光熱変換による水の温度一定過熱

石井 智1,2、村井 俊介3、鎌倉 涼介3、阪本 浩之3、呉屋 伸哉3、ダオ タン1、シンデ サティシュ1、名村 今日子3、鈴木 基文3、長尾 忠昭1,4、田中 勝久3 (1.物材機構、2.筑波大院数理物質、3.京大院工、4.北大院理)

キーワード:光熱変換、過熱、温度測定

窒化チタン(TiN)は、ナノ構造にすると高い光熱変換効率を示す。今回、顕微ラマン分光を用いてTiNナノ構造直上の水の層の温度測定を行い、光熱変換による水の温度上昇を測定した。その結果、過熱の温度域でレーザー強度に依存せず水温が一定になる現象を見出した。
このような過熱は熱伝導のよいサファイア基板に起因すると考えられ、熱合成等での応用が期待される。