[9a-W641-1~12] 3.4 生体・医用光学

△ [9a-W641-4] 中赤外フォトサーマル位相差顕微鏡

〇戸田 圭一郎¹、玉光 未侑¹、堀崎 遼一^2,3、井手口 拓郎^1,3 (1.東大理、2.阪大院情、3.JST さきがけ)

キーワード：中赤外、フォトサーマル、顕微鏡

蛍光、ラマン、赤外顕微鏡等の分子選択的な顕微鏡技術は、複雑な系、試料の化学的・光学的損傷、低感度、低空間分解能などの欠点を伴う。我々は赤外吸収に伴う試料の屈折率変化を通常の位相差顕微鏡で検出することで、非標識、低損傷、高感度、高空間分解能な分子振動イメージングを簡便な系で実現した。これを用いて毎秒3,000枚の超高速分子画像取得率をマイクロビーズで、広帯域分子振動イメージングを生体細胞で実証した。