2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 量子センシング ~ 究極の感度を求めて ~

[9p-M111-1~11] 量子センシング ~ 究極の感度を求めて ~

2019年3月9日(土) 13:30 〜 18:35 M111 (H111)

根本 香絵(NII)、齊藤 志郎(NTT)

13:30 〜 14:00

[9p-M111-1] 超伝導量子回路を用いた表面弾性波の超高感度検出

野口 篤史1,2 (1.東大、2.JSTさきがけ)

キーワード:超伝導量子回路、表面弾性波、ハイブリッド量子系

物体の変位を電磁波によって精密に測定・制御するオプトメカニクスの研究が盛んにおこなわれている.これまでに機械振動子の量子基底状態への冷却や量子状態制御が行われている.しかし,これらの実験では感度向上のために高強度の電磁波を用いており,それに伴う雑音が発生している.そこで本研究では,共振器オプトメカニクス系を超伝導回路によって構成することにより,物体の変位や歪みにより感度の高い測定手法を開発した.