[9p-M111-1~11] 量子センシング　～　究極の感度を求めて　～

[9p-M111-4] ワイドギャップ半導体を用いた固体量子センサの可能性

〇波多野 睦子¹、岩崎 孝之¹ (1.東工大)

キーワード：量子センサ、ダイヤモンド、NVセンタ

ダイヤモンド中のNVセンタ(窒素－空孔対)は、常温大気中で単一スピンを操作・検出することが可能で、その状態を光検出磁気共鳴でイメージングできる特徴がある。本講演では、NVセンタの量子効果に基づく特異な現象、工学的な見地から感度と安定性の向上に必要な、材料、デバイス、量子プロトコル計測のコア技術を説明する。さらには固体量子センサの特長を活かした、バイオ・医用計測から車載・産業応用までに至る応用の可能性を紹介する。