2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[9p-PA4-1~30] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2019年3月9日(土) 16:00 〜 18:00 PA4 (屋内運動場)

16:00 〜 18:00

[9p-PA4-10] トポタクティックフッ素ドープによるLa0.1Sr1.9IrO4-xFy薄膜の作製

丸山 敬裕1、近松 彰1、片山 司1、倉持 建汰2,3、荻野 拓2、北村 未歩4、堀場 弘司4、組頭 広志4,5、長谷川 哲也1 (1.東大院理、2.産総研、3.東理大、4.KEK、5.東北大多元研)

キーワード:イリジウム酸化物、酸フッ化物、トポタクテック反応

Sr2IrO4はスピン軌道相互作用と結晶場の協奏により特殊なモット絶縁体となる。これまで我々は、Sr2IrO4エピタキシャル薄膜にトポタクティックなフッ素ドープを試み、新たな酸フッ化物であるSr2IrO4-xFy薄膜の作製に成功した。このとき、抵抗率はフッ化前後で大きく変化しなかった。そこで、Sr2IrO4にLaをドープしてあらかじめ抵抗率を下げた薄膜をフッ化させ、電子輸送特性の変化を調べたところ、フッ化により抵抗率の値が大幅に上昇することが分かった。