2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

6 薄膜・表面 » 6.3 酸化物エレクトロニクス

[9p-PA4-1~30] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2019年3月9日(土) 16:00 〜 18:00 PA4 (屋内運動場)

16:00 〜 18:00

[9p-PA4-28] モル比変化による BiVO4粉末の作製と特性評価

大畑 裕介1、山本 伸一1 (1.龍谷大理工)

キーワード:光触媒

光触媒は窒素酸化物や硫黄酸化物、有機化合物の分解除去に利用されている。最も研究報告が多い酸化チタン(TiO2)に代わる光触媒材料としてバナジン酸ビスマス(BiVO4) が注目されている。TiO2が波長 388 nm 以下の紫外光線下で反応するのに対して単斜晶系のバナジン酸ビスマスは波長 517 nm 以下の可視光下で反応する。前研究では、材料の構成比が Bi(NO3)3・5H2O: NH4VO3= 1 : 1(モル比)で撹拌時間が 12 時間で、BiVO4の単斜晶系が多くなる。だが、撹拌時間が 12 時間では時間がかかりすぎる。そこで、本研究では材料の構成比を変化させることにより撹拌時間 2 時間で BiVO4 が単斜晶系のみとなる。沈殿法でモル比を変化させることで、結晶性の制御に成功した。