2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.2 評価・基礎物性

[9p-PA6-1~9] 12.2 評価・基礎物性

2019年3月9日(土) 16:00 〜 18:00 PA6 (屋内運動場)

16:00 〜 18:00

[9p-PA6-6] PTAA オリゴマーポリマーブレンドの光導電性に及ぼすオリゴマー長の効果

光富 菜那1,2、王 国隆3、堀江 正樹1,3、藤原 隆4、佐々木 健夫1,2、和田 智之1、佐々 高史1 (1.理研・光量子、2.東京理科大、3.台湾国立精華大、4.九州先端研)

キーワード:光導電性オリゴマー、ブレンドポリマー、ホールキャリア移動度

これまでフォトリフラクティブ(PR)ポリマーのホスト材料として光導電性オリゴマー/絶縁性ポリマーブレンドを提案し、キャリアトラップの増強が可能なことを明らかにした。一方で、オリゴマーポリマーブレンドでは、導電性サイトの分散性や配向性が大きく変わり得る。そのため、キャリア輸送あるいはキャリアトラップの制御の点から興味深い。本研究では一定の重量比で導入した光導電性オリゴマーブレンドにおいて分子量がキャリア移動に及ぼす影響を調べた。その結果、ブレンドしたオリゴマ―長が長い材料の移動度が電界増加に対して負の相関を示した為、光導電性オリゴマー長の増加によってブレンド膜内でpositional disorderが増大したと考えた。