2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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[9p-PB1-1~80] 10 スピントロニクス・マグネティクス(ポスター講演)

2019年3月9日(土) 13:30 〜 15:30 PB1 (武道場)

13:30 〜 15:30

[9p-PB1-36] CdTe自己形成ドットにおけるCrの電荷揺らぎによる発光スペクトルの分裂

牧田 憲治1、有野 雅史1、須永 雅弘1、黒田 眞司1、ラファンテ-サンピエトロ アルバン2、ボウカリ エルベ2、ビソンブ ルシアン2 (1.筑波大数理物質、2.CNRSネール研)

キーワード:量子ドット、スピントロニクス

我々はこれまでCr原子1個を含むCdTe量子ドットを作製し、ドット中の単一Crスピンについて調べてきた。ドット中に含まれるCrはCr2+の状態で軌道角運動量L = 2、スピンS = 2を有し、励起子スピンとの交換分裂と格子歪みの結果、発光線が3本に分裂する。しかし最近は同じく発光線が3本に分裂するが、偏光依存性が異なる発光線が見つかっている。そこでドット外に存在するCrイオンの価数の揺らぎで発光線が分裂するモデルを考えた。