[9p-PB3-1~28] 12.1 作製・構造制御

[9p-PB3-6] ナフタレンジイミド誘導体蒸着膜のI－V特性評価

〇泉 拓矢¹、齋藤 隆喜²、臼井 博明²、臼井 聡³ (1.農工大工、2.農工大院工、3.新潟大理)

キーワード：薄膜、真空蒸着

有機半導体薄膜において分子構造のわずかな違いが物性に大きな影響を与えることが明らかになった。分子構造が異なるナフタレンジイミド誘導体の薄膜を作製したところ、一方は結晶化による膜構造の変化が見られたが、他方は非晶質な構造を維持した。両者の電気特性を調べると、結晶性の膜のほうがよく電流を流した。電子輸送において結晶化は有利に働くがモルフォロジーの悪化が予想されるため分子構造の更なる検討が必要である。