[9p-S321-1~15] 1.4 エネルギー変換・貯蔵・資源・環境

[9p-S321-13] フッ化物シャトル二次電池で用いるフッ化ビスマス電極の反応解析

〇湊 丈俊¹、小西 宏明¹、大西 洋²、安部 武志³、小久見 善八¹ (1.京大産官学、2.神戸大院理、3.京大地環堂)

キーワード：蓄電池、エネルギー変換、原子間力顕微鏡

フッ化物シャトル二次電池は、フッ化物イオンを電解質中でシャトルさせることにより、電極で脱フッ化反応とフッ化反応を進行させることによって起電力を得る高エネルギー密度な蓄電池である。我々は有機電解液とフッ化ビスマスを活物質として用いた電極を用いることで、室温での脱フッ化・フッ化反応が可能となることを明らかとしている。しかし、その反応機構は不明な点が多く残っている。本発表では原子間力顕微鏡を用いて、有機電解液中でのフッ化ビスマス電極の反応機構を解析することにより、電池性能の改善を達成した成果について報告する。