[9p-W242-1~14] 12.6 ナノバイオテクノロジー

[9p-W242-1] [講演奨励賞受賞記念講演] FMO計算に基づく脂質二重膜、タンパク質の非経験的粗視化シミュレーションの展開

〇奥脇 弘次¹、新庄 英治²、土居 英男³、望月 祐志^1,4、福澤 薫^2,4、米持 悦生² (1.立教大理、2.星薬大薬、3.産総研CD-FMat、4.東大生研)

キーワード：タンパク質、ドラッグデリバリーシステム（DDS)、分子シミュレーション

ナノバイオテクノロジーの分野において、分子シミュレーションは様々な原子論的知見が得られるために大きな注目を集めている。我々は、フラグメント分子軌道(FMO)計算に基づき、散逸粒子動力学(DPD)シミュレーションに用いる精度の高いパラメータを非経験的に算定する手法を開発した。今回はこの技術を用い、ドラッグデリバリーシステム(DDS）に使用される混合脂質や、コレステロール、ペプチドを含めた脂質のシミュレーション結果を報告する。