[9p-W521-1~16] 17.2 グラフェン

[9p-W521-12] 単層グラフェンのプロトン透過能と電気化学的手法を利用したグラフェン-金属界面への水素ナノバブル形成

〇保田 諭¹、田村 和久²、矢野 雅大¹、寺澤 知潮¹、加藤 優³、八木 一三³、朝岡 秀人¹ (1.原子力機構 先端基礎、2.原子力機構 物質、3.北大院環境)

キーワード：グラフェン、プロトン、水素

本研究では、新しい水素貯蔵材料の創製を目指し、グラフェンのプロトン透過能と電気化学的手法を組合せることでグラフェン－Au(111) 界面に水素ナノバブルを作製、その生成機構ついて評価した。水素発生反応時間による水素ナノバブルサイズ変化を走査型トンネル顕微鏡で検証した結果、Au―グラフェン界面に生成した水素分子が界面内を拡散、核生成・成長により水素ナノバブルが形成するキネティクスであることが示され、グラフェン－金属界面における水素ナノバブル形成機構の基礎的知見を得た。