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[9p-W521-15] 窒素ドープグラフェンナノリボンにおける酸素還元反応
キーワード:グラフェンナノリボン、触媒、第一原理計算
本研究では、密度汎関数理論に基づく第一原理計算を用いて、窒素ドープグラフェンナノリボン(N-GNR) の酸素還元反応に対する触媒性を評価した。アームチェアエッジとジグザグエッジのN-GNRをモデルとして、窒素位置をエッジから面内へ変化させて解析した。ジグザグエッジ近傍では窒素位置によるORR活性のパリティ依存性が存在した。またエッジ近傍でのみN-GNRは反応経路の選択性を有する。講演では反応経路の選択性の発現メカニズムについて議論する。