[9p-W833-1~9] 陽電子回折による表面科学の新展開と高速化データ駆動科学

[9p-W833-8] 全反射高速陽電子回折による2層グラフェン層間化合物の構造解析

〇高山 あかり¹、遠藤 由大²、深谷 有喜³、望月 出海⁴、兵頭 俊夫⁴、長谷川 修司² (1.早大先進理工、2.東大理、3.原子力機構先端基礎研、4.KEK物構研)

キーワード：陽電子回折、グラフェン

SiC(0001)上の2層グラフェンはBuffer層の上に２枚のグラフェンがAB stackingとよばれる積層構造をとる。この構造にCa原子をインターカレートした2層グラフェン層間化合物は、超伝導を発現することが報告されているが、実際の構造は明らかになっておらず、どの層にCaが挿入されているのかは不明である。本講演では、2層グラフェンおよびCaをインターカレートした試料について、表面に高感度な全反射高速陽電子回折法を用いて構造解析を行った研究結果を報告する。