2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 多元化合物材料研究の動向・趨勢〜物性制御と応用展開〜

[9p-W933-1~11] 多元化合物材料研究の動向・趨勢〜物性制御と応用展開〜

2019年3月9日(土) 13:15 〜 17:35 W933 (W933)

櫻井 岳暁(筑波大)、野瀬 嘉太郎(京大)

14:20 〜 14:35

[9p-W933-4] ZnSnP2吸収層/Cu電極界面へのCu3P層の導入による直列抵抗の低減

桑野 太郎1、勝部 涼司1、野瀬 嘉太郎1 (1.京大院工)

キーワード:太陽電池、ZnSnP2、Cu3P

我々は, ZnSnP2吸収層とCu電極との界面における構造とキャリア輸送特性との相関に着目し, 調査を行ってきた. その結果, 熱処理によって界面にCu3P層が生成することでオーミック性が向上し, 抵抗が減少することが示唆された. しかしながら, 同時に電極が凝集し, 抵抗が増加することも確認された. 本研究では, Cu3P層をスパッタリングにより成膜することで電極の凝集を抑制し, ZnSnP2太陽電池の直列抵抗の低減, および変換効率の向上に成功した.