2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.8 光計測技術・機器

[9p-W935-1~14] 3.8 光計測技術・機器

2019年3月9日(土) 13:15 〜 17:15 W935 (W935)

塩田 達俊(埼玉大)、染川 智弘(レーザー総研)、椎名 達雄(千葉大)

14:00 〜 14:15

[9p-W935-4] デュアルコム分光法によるファラデー回転測定

〇(B)足立 拓斗1、浅原 彰文1,2、小田切 雄介1,2,3、白川 正之4、王 月1,2、石橋 爾子2,3、波多野 智2,3、徳永 英司4、美濃島 薫1,2 (1.電通大、2.JST, ERATO美濃島知的光シンセサイザ、3.ネオアーク株式会社、4.東京理科大学)

キーワード:デュアルコム分光法

磁気光学効果のひとつであるファラデー効果は、光アイソレーターや空間光変調器などに用いられ、応用上重要である。ファラデー回転は光の波長に大きく依存するため、広い波長範囲で旋光角依存性を測定することは、その評価において重要である。本研究では、2台の光コムを用いたデュアルコム分光法を用いたファラデー回転測定手法を開発した。本手法は、回転検光子法などの従来法と比較して、測定の高速化や精度の向上、広い波長帯域の同時測定が可能などの利点がある。本研究では、光アイソレーターに用いられる希土類ガーネットを試料とし、磁場の印加による偏光状態の変化をデュアルコム分光法で測定することにより、磁気ヒステリシスをともなうファラデー回転角の印加磁場依存性の測定に成功した。