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△ [9p-W935-4] デュアルコム分光法によるファラデー回転測定
キーワード:デュアルコム分光法
磁気光学効果のひとつであるファラデー効果は、光アイソレーターや空間光変調器などに用いられ、応用上重要である。ファラデー回転は光の波長に大きく依存するため、広い波長範囲で旋光角依存性を測定することは、その評価において重要である。本研究では、2台の光コムを用いたデュアルコム分光法を用いたファラデー回転測定手法を開発した。本手法は、回転検光子法などの従来法と比較して、測定の高速化や精度の向上、広い波長帯域の同時測定が可能などの利点がある。本研究では、光アイソレーターに用いられる希土類ガーネットを試料とし、磁場の印加による偏光状態の変化をデュアルコム分光法で測定することにより、磁気ヒステリシスをともなうファラデー回転角の印加磁場依存性の測定に成功した。