2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[10a-Z14-1~13] 2.3 放射線応用・発生装置・新技術

2020年9月10日(木) 08:30 〜 11:45 Z14

渡辺 賢一(名大)、藤原 健(産総研)

10:00 〜 10:15

[10a-Z14-7] シイタケ栽培に用いる立木の微量放射能を伐採前に測定可能な可搬型非破壊検査装置の開発

加賀谷 美佳1、片桐 秀明3、榎本 良治2、金田一 美有4、村石 浩5、石川 咲貴5、渡辺 宝6 (1.仙台高専総工、2.東大宇宙線研、3.茨城大学、4.茨林セ、5.北里大医衛、6.がんセンター東病院)

キーワード:シンチレーション検出器, 非破壊放射能検査装置, 32 keV 特性X線

福島第一原発事故で衰退した原木シイタケ産業の再開のために、基準値の50 Bq/kg以下の立木を選定する必要がある。現在の検査方法では、立木を伐採して検査場まで運ばなければならず、コストと時間がかかるという問題点があった。そこで本研究では、Cs-137に起因する32keVの特性X線に着目し、~0.1 μSv/h の低レベル放射能汚染地域の屋外でも微量の放射能を非破壊で測定する可搬型検査装置の開発を行った。