[10a-Z14-1~13] 2.3 放射線応用・発生装置・新技術

[10a-Z14-9] X線線減弱係数スペクトルを用いた水溶液の濃度測定

〇森本 一成¹、星 和志¹、鈴木 宏輔¹、大野 由美子²、取越 正己³、櫻井 浩¹ (1.群大理工、2.県科大、3.国際科学技術センター)

キーワード：線減弱係数, 濃度測定, 単色X線

生体組織のFe濃度の測定などspectral CTを用いた定量的な測定が報告されているが、酸素、炭素、水素、窒素などの軽元素で構成された物質の定量の報告例は少ない。そこで我々は、エネルギー分散型検出器を用いてX線線減弱係数スペクトルを測定し、軽元素で構成された物質の定量分析手法の開発を行うことにした。本研究では濃度の異なる水・エタノール混合溶液および水・酢酸混合溶液で定量分析が可能か検討した。