11:45 〜 12:00
[10a-Z17-11] 回折格子結合型表面プラズモン共鳴を用いた有機半導体の逆光電子分光信号強度の増強
キーワード:表面プラズモン共鳴, 逆光電子分光, 有機半導体
逆光電子分光法(IPES)は、空準位を調べる有力な実験手法であるが信号強度が低い。我々は、Alの回折格子結合型表面プラズモン共鳴(GCSPR)により従来困難であった近紫外域のIPES信号強度の増強に取り組んできた。本研究では、代表的な有機半導体である銅フタロシアニンのIPES強度を285 nmで最大1.6倍に増強させた。AgのGCSPRの結果も合わせて、プラズモン特性と増強度、侵入長を議論する。