[10a-Z18-1~10] 3.11 フォトニック構造・現象

[10a-Z18-5] 正方格子フォトニック結晶からの真空紫外円偏光第三次高調波発生における構造異方性の影響

〇小西 邦昭^1,2、赤井 大輔³、三田 吉郎⁴、石田 誠³、湯本 潤司¹、五神 真¹ (1.東大院理、2.JSTさきがけ、3.豊橋技科大、4.東大院工)

キーワード：フォトニック結晶, 真空紫外, 円偏光

我々は近年、正方格子状に円孔を作製したフォトニック結晶ナノメンブレンによって、真空紫外円偏光第三次高調波発生が可能となることを示した。本研究では、フォトニック結晶の周期構造の面内の異方性が、発生する第三次高調波の円偏光度に与える影響を、数値計算と実験の比較によって明らかにした。周期の10nmの違いに相当する1.6％の異方性によって、楕円率が0.36radまで減少し、実験結果を良く再現することがわかった。