2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

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CS コードシェアセッション » 【CS.5】 6.1 強誘電体薄膜、13.3 絶縁膜技術、13.5 デバイス/配線/集積化技術のコードシェアセッション

[10a-Z24-1~12] 【CS.5】 6.1 強誘電体薄膜、13.3 絶縁膜技術、13.5 デバイス/配線/集積化技術のコードシェアセッション

2020年9月10日(木) 08:45 〜 12:00 Z24

藤沢 浩訓(兵庫県立大)、藤井 章輔(キオクシア)

10:30 〜 10:45

[10a-Z24-7] 帯電が誘起する強誘電直方晶HfO2薄膜の安定性:第一原理計算による検討

新井 千慧1、白石 悠人1、洗平 昌晃2、白石 賢二2、中山 隆史1 (1.千葉大理、2.名大未来研)

キーワード:HfO2, 強誘電体, 第一原理計算

HfO2は様々な結晶構造を持つ。その中でも直方晶 (Pca21: 以下O1相)は強誘電性を示すため、次世代の不揮発性メモリーへの応用が期待されている。しかし、常温における安定結晶相は、バルクでは単斜晶(P21/c: M相)[1]、超薄膜では別の直方晶(Pnm21: O2相)[2]であり、実験においてどのようなメカニズムでO1相が実現されているかは未だ明らかでない。我々はこれまでに第一原理計算を用いて、バルク結晶において、HfO2中の酸素空孔Voが正に帯電すると、M相に代わりO1相が安定になる可能性を示した[3]。そこで、本研究では薄膜HfO2層を対象として、第一原理計算により、Voの帯電がO1, O2,およびM相の安定性をいかに変化させるかを検討した。