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△ [10p-Z02-11] 光音響・発光同時計測法と積分球法によるInGaN量子井戸の内部・外部量子効率推定
キーワード:InGaN, 内部量子効率, 光音響
我々は,これまでに,光音響(PA)・発光(PL)同時計測法により,GaN膜とInGaN量子井戸(QW)の内部量子効率(IQE)を推定し,妥当な結果を得ている.本研究では,この手法の妥当性を更に確認するため,同一の7枚のInGaN-QW試料においてIQEと外部量子効率(EQE)の両方を測定し,これらの値を比較を行った.IQEはPA・PL同時計測法で測定し,EQEは積分球を使用して推定した.IQEは,GaN基板上QWで30~40%と推定され,サファイア基板上QWでは4~7%と推定された.一方で,EQEは,GaN基板上QWで10~20%であり,サファイア基板上QWで1~2%だった.全ての試料で,IQEはEQEよりも高く,これらのデータから算出された光取り出し効率は,20~40%であり,妥当な結果であると考えられる.