14:00 〜 14:30
[10p-Z03-2] プラズマ照射による新規レドックスシグナル形成と心筋恒常性制御
キーワード:非平衡ヘリウムプラズマ, ミトコンドリア, 活性イオウ分子種
低温プラズマ照射によってどのような活性分子種がうまれ、それらがどのような生物学的効果を示すかについては、未解明な点が多く残されている。
我々は、加湿したヘリウムガスを用いた低温大気圧プラズマを細胞培養液に照射するとパースルフィド(persulfide;R-S-SH)などのサルフェン硫黄(sulfane sulfur)を有する、レドックス活性の高い「活性イオウ分子種(Reactive Sulfur Species; RSS)」が生成されることを見出した。本シンポジウムでは、プラズマ照射によるRSSの形成機構と虚血心筋障害に対するその保護効果の分子機構について、新たな知見を紹介したい。
我々は、加湿したヘリウムガスを用いた低温大気圧プラズマを細胞培養液に照射するとパースルフィド(persulfide;R-S-SH)などのサルフェン硫黄(sulfane sulfur)を有する、レドックス活性の高い「活性イオウ分子種(Reactive Sulfur Species; RSS)」が生成されることを見出した。本シンポジウムでは、プラズマ照射によるRSSの形成機構と虚血心筋障害に対するその保護効果の分子機構について、新たな知見を紹介したい。