2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

10 スピントロニクス・マグネティクス » 10.2 スピン基盤技術・萌芽的デバイス技術

[10p-Z08-1~10] 10.2 スピン基盤技術・萌芽的デバイス技術

2020年9月10日(木) 12:30 〜 15:30 Z08

三輪 真嗣(東大)、安藤 裕一郎(京大)

12:30 〜 13:00

[10p-Z08-1] [第42回解説論文賞受賞記念講演] マグノンを用いたハイブリッド量子系

Lachance-Quirion Dany1、田渕 豊1、Gloppe Arnaud1、宇佐見 康二1、中村 泰信1,2 (1.東大先端研、2.理研CEMS)

キーワード:マグノン, 強磁性体, 量子ビット

磁性体におけるスピンの集団励起は古くから強磁性共鳴や中性子非弾性散乱などの実験を通じて調べられ、近年ではマグノニクスやスピントロニクスという切り口で盛んに研究されている。さらに「量子マグノニクス」では、量子光学・量子情報技術の知見に基づき、スピン集団励起モードの量子状態を操作し単一のマグノンを制御・観測することが可能になっている。ハイブリッド(=複合)量子系を用いた関連研究を紹介する。