2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

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[10p-Z13-1~8] フォノンエンジニアリングの最前線

2020年9月10日(木) 13:00 〜 16:50 Z13

馬場 寿夫(JST)、八木 貴志(産総研)

13:00 〜 13:30

[10p-Z13-1] 時間的・空間的に局在化したナノ熱による機能性電子デバイスの創製

内田 建1、田中 貴久1 (1.東大マテ)

キーワード:分子センサ, 熱マネージメント

モノのインターネット時代の到来により,我々の身の回りの情報をセンシングすることが益々重要になっている.しかし,空間に漂う低分子ガスの濃度や分子種を選択的かつ低エネルギーで計測することは難しい.我々は,ナノ材料に局在化したジュール熱(ナノ熱)を分子センシングに必要なエネルギーとして利用することで,従来の外部ヒーターを利用したガスセンサと比較して,消費エネルギーを圧倒的に低減すること,センサに多機能性を持たせること,複数種のセンサを1チップ上に集積化することに成功した.