[10p-Z19-1~15] 3.6 超高速・高強度レーザー

[10p-Z19-14] Cr:ZnSレーザーによる4.7サイクル中赤外パルス発生とその増幅

〇(D)岡崎 大樹¹、Kaupinnen Esko²、千足 昇平³、丸山 茂夫³、芦原 聡¹ (1.東大生研、2.アールト大、3.東大工)

キーワード：レーザー, 中赤外, 超短パルス

中赤外域の超短パルス光は，近年，需要が急速に高まっている．高繰返しで小型な中赤外超短パルス光の実現を目的として，我々はCr:ZnSレーザーの開発を進めている．本研究では単層カーボンナノチューブの適切な直径選択と，フィルム厚・Cr:ZnS結晶長・出力結合効率の調整によって，繰返し周波数40 MHz，中心波長 2.3 um, スペクトル幅177 nm，パルス幅36 fs (4.7サイクル) の発振を実現し，２段構成のシングルパス増幅器によって，出力74 nJが得られた．