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△ [10p-Z21-10] 最小数の量子メモリを用いた量子中継に向けた幾何学量子ビットの完全ベル測定
キーワード:量子通信, ダイヤモンド, 量子メモリ
長距離量子通信に不可欠な量子中継器の実現に向け、ダイヤモンド窒素空孔 (NV)中心の窒素(14N)や炭素同位体(13C)を量子メモリとした研究が盛んである。通常、量子中継に不可欠な完全ベル測定では、2つの量子メモリとこれらの状態を決定論的に読み出すための電子スピンが必要となる。今回我々は、窒素核スピンの三準位を用いることで、実効的に電子―窒素間の完全ベル測定を行う手法を考案し、実験を試みた。