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[10p-Z24-3] カスケードバックワードテラヘルツ波パラメトリック発振の基礎検討
キーワード:テラヘルツ, 非線形光学, 周期分極反転ニオブ酸リチウム結晶
近年、非破壊検査などでテラヘルツ波を用いた応用が注目され、普及のため小型な光源開発の要求が高まっている。我々は、これまでニオブ酸リチウム結晶を用いて周波数1THz以上で高出力テラヘルツ波パラメトリック発生に成功してきたが、一方で、長波長(低周波)で利得が低下するため、サブテラヘルツ波領域(<1THz)での高効率波長変換は困難であった。本研究では、バックワード・テラヘルツ波パラメトリック発振によるサブテラヘルツ波(0.3THz)発生を行い、3次過程のカスケード波長変換まで実験的に成功した。また、カスケード波長変換におけるBW-TPOの閾値変化について報告する。