15:15 〜 15:30
[10p-Z24-9] 共鳴トンネルダイオードによる連続波検出感度の周波数依存性
キーワード:共鳴トンネルダイオード, テラヘルツ, 二乗検波
本研究では、RTDの連続テラヘルツ波に対する応答について理論的に理解する取り組みを行っている。これまで、検出感度のバイアス依存性や周波数依存性が二乗検波や光アシストトンネルル(PAT)では説明できないという実験結果を報告してきた。今回はその振る舞いを理解するため、等価回路計算を行った。
RTDを組み込んだ発振回路に抵抗素子を追加して、実験で用いたデバイスと同様に発振が抑制された状態にした上で、連続波を入射して平均電流値変化を算出した。電流値変化のバイアス依存性および周波数依存性は実験結果と同様の傾向を示し、二乗検波やPATモデルとは異なる振る舞いとなった。これは、発振が抑制されたデバイスであっても入射電圧が回路内で増幅され、検出感度はその増幅効果の影響を強く受けているためである。講演では、周波数依存性について詳細に報告する。
RTDを組み込んだ発振回路に抵抗素子を追加して、実験で用いたデバイスと同様に発振が抑制された状態にした上で、連続波を入射して平均電流値変化を算出した。電流値変化のバイアス依存性および周波数依存性は実験結果と同様の傾向を示し、二乗検波やPATモデルとは異なる振る舞いとなった。これは、発振が抑制されたデバイスであっても入射電圧が回路内で増幅され、検出感度はその増幅効果の影響を強く受けているためである。講演では、周波数依存性について詳細に報告する。