16:45 〜 17:00
[10p-Z25-13] 酸−塩基応答分子の単分子電気伝導度
キーワード:単分子, ブレイクジャンクション, 酸−塩基応答分子
本研究では、酸−塩基応答性示すビフェノチアジン誘導体の単分子電気伝導度の計測を行った。この単分子接合の伝導度は、酸と反応すると約2倍に増加した。この起源を解明するため、電圧−電流特性をBreit-Wignerの伝導モデルに基づき解析すると、伝導に寄与する分子軌道のエネルギーと電極のフェルミエネルギーの差が減少し、透過率が上昇するために、伝導度が増加したことが明らかになった。