[10p-Z25-1~17] 12.2 評価・基礎物性

△ [10p-Z25-2] リンモリブデン酸分子結晶から発生するスパイキング電流応答の観測とその機構解析

〇新田 純弥¹、Goh Kian Lian¹、竹嶌 勇樹¹、桑原 裕司¹、浅井 哲也²、Alexandre Schmid³、新ケ谷 義隆⁴、中山 知信⁴、赤井 恵^1,2 (1.阪大院工、2.北大院情、3.瑞西ローザンヌ校、4.物質材料研究機構)

キーワード：ニューロモルフィック, スパイク信号, リンモリブデン酸

ニューロモルフィック工学においてニューロンの発火機能は重要な要素であるが、これを発生するようなスパイク素子の研究は未だ少ない。本研究では多段階還元反応を示すリンモリブデン酸分子結晶に着目し、導電性AFM探針を用いて結晶からのスパイク状の応答電流の発生に成功した。また単分子の確率的伝導揺らぎを取りいれたシミュレーションモデルを構築しこの電流特性を再現した。