2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[10p-Z27-1~12] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2020年9月10日(木) 13:00 〜 16:15 Z27

野々口 斐之(奈良先端大)、山本 洋平(筑波大)

14:45 〜 15:00

[10p-Z27-7] 次亜塩素酸水製造用多孔質隔膜のベーマイト処理による高機能化

内藤 勝之1、信田 直美1、太田 英男2 (1.東芝研究開発センター、2.東芝部品材料事業統括部)

キーワード:次亜塩素酸, ウイルス, 塩化物イオン

3室型の食塩を電解する装置では陽極で次亜塩素酸水を生成し、塩化物イオンを通す膜が使われるが一般に高価で耐久性に劣る。安価で耐久性に優れるフッ素系の多孔質膜では塩化物イオンと同時にナトリウムイオンも通してしまうために、次亜塩素水の中に食塩が混じる。本講演ではフッ素系多孔質膜をアルミ酸化物であるベーマイト処理により、塩化物イオンの透過性が向上し、ナトリウムイオンの透過性は減少し、次亜塩素酸の生成効率は向上した。