2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.4 生体・医用光学

[10p-Z28-1~21] 3.4 生体・医用光学

2020年9月10日(木) 13:30 〜 19:30 Z28

西舘 泉(農工大)、藤田 克昌(阪大)、松浦 祐司(東北大)、角井 泰之(防衛医大)

19:00 〜 19:15

[10p-Z28-20] 量子カスケードレーザを用いたATR生体測定システム ―プリズム表面の光強度分布の均一化―

〇(D)小山 卓耶1、木野 彩子1、佐々木 俊英2、和田 芳夫2、笠原 亮介2、大場 義浩2、松浦 祐司1 (1.東北大医工、2.リコー イノベーション本部)

キーワード:赤外分光法, ATR分光法, 量子カスケードレーザ

本研究では,中赤外全反射減衰(ATR)分光法の光源に量子カスケードレーザを用いたシステムの設計のため,ATRプリズム中を伝搬する光の様子を調査した.プリズム上に現れる光強度の分布を測定した結果,強度分布のコントラストが大きく現れており,これを生体測定に用いると測定値に大きなばらつきを生じさせることが分かった.そこで,入射光を拡散し,プリズム中での反射回数を増加させたところ,分布を均一化することができた.