2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.4 生体・医用光学

[10p-Z28-1~21] 3.4 生体・医用光学

2020年9月10日(木) 13:30 〜 19:30 Z28

西舘 泉(農工大)、藤田 克昌(阪大)、松浦 祐司(東北大)、角井 泰之(防衛医大)

15:45 〜 16:00

[10p-Z28-9] 円偏光散乱を用いたがん検出における深さ分解能

西沢 望1、河島 眞弥1、口丸 高弘2、宗片 比呂夫1 (1.東工大未来研、2.自治医大)

キーワード:生体検出, 円偏光, がん診断

表層から深層へ進行するがんの進行度(表層からのがん層の厚さ)は処置方針の決定上の重要な情報である。我々が提案する円偏光散乱を用いたがん検出の手法では、円偏光の入射角や検出角によって光の散乱領域(深さ)を変化させることができるので、がん進行度の見積もりが期待できる。本研究では、偏光散乱に特化したモンテカルロ法を用いて円偏光散乱を用いたがん層の厚さ計測の可否および分解能について検討したので報告する。