2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[11a-Z13-1~10] 12.1 作製・構造制御

2020年9月11日(金) 08:45 〜 11:30 Z13

赤松 範久(東工大)

09:45 〜 10:00

[11a-Z13-5] 分子動力学シミュレーションで見たペンタセン臨界核の挙動

池田 進1 (1.東北大WPI-AIMR)

キーワード:ペンタセン, 分子動力学(MD)シミュレーション, 核生成

分子動力学(MD)シミュレーションを用いてペンタセンの臨界核に関する考察を行った。10個の立ったペンタセン分子からなるクラスターは、①立った状態を維持(分子が補充されれば成長し更に安定化)、②分裂はしないが横転、③分裂して横転、と、自由エネルギー曲線の極大点からよりエネルギーの低い状態に移行する確率論的振る舞いをする。すなわち、10分子程度のクラスターがペンタセンの臨界核に相当すると考えられる。